高級ブランド品を格安で手に入れることができるということで、一時期関東地方でも大人気になったアウトレットモールですが、大型商業施設は、アウトレットの品物を取り扱う店舗がある大きな施設、というわけではありません。大規模な小売店だけではなく、ほんの数畳分程度の小型のブティックが数多く出店しているような大型商業施設は、アメリカなどではショッピングモールと呼ばれ、比較的都市部から離れたエリアでよく見かけることがありますが、そういったタイプの大型商業施設も、関東の地方都市などに開発されてきているようです。

重量物据付作業は、そういった施設の開発にかかせない作業なわけですが、重量物据付作業と言っても、具体的にどういった作業を行うのかというのは、なかなか一般的に想像し難いものかもしれません。日本のショッピングモールといえば、空調設備や冷暖房機器が必須なのは明らかなのですが、家庭用とは違ってかなり大きな機械を必要とします。飲食店やトイレなどでは水が使用されるので、その水の供給や処理に使われる衛生機器も必ず設置が必要になります。ストレージタンクやボイラーなどが、重量物据付作業として設置されるわけです。もちろん、電気設備の設置も欠かせません。表舞台に出ることはありませんが、重量物据付作業は、工業施設に限らず、ショッピングモールやアウトレットモールのような大型施設の開発にも、実は欠かせない作業の一つなのです。